製造の立場から製品の
新しい価値を生み出す仕事
繊維板事業部 生産技術課
2018年入社
農学研究科生物環境学専攻
ノダに入社した理由、ノダを選んだ理由
幼い頃から森林との親しみが強く、大学では森林について学ぶほか植林ボランティア活動を行っていました。自分の知識や経験を活かせる企業を探す中で、ノダに出会いました。素材製品から建材製品まで一貫生産しているので多様な経験ができる点と、ノダが生産する木質ボード・MDFに強い将来性を感じ入社しました。
現在の仕事内容
入社当初はMDFの生産ラインでどのような工程を経て製品が作られるのかを学びました。現在の職場に異動したあとは、国内と海外で生産しているMDFについて、製造工程の管理改善、用途開発、在庫管理、品質管理、クレームの原因調査など幅広く担当しています。MDFはサイズ・形・質が国の基準によって厳しく定められているので、その基準を満たしているか確認するための評価試験には特に注意をして取り組んでいます。
インドネシアでMDFの製造を行う提携会社IFIでの生産ライン視察です。初めての海外出張にどきどきしたことを覚えています。
印象に残っているエピソード
ある建材メーカー様から、当社のMDFを製品の材料に使いので、そのための強度試験を行ってほしいとの依頼をいただいたときのことです。まだ配属されて間もない頃で試験方法もわからない中、上司からのアドバイスをいただいたり、製品開発部の資料を参照しながら、試行錯誤を繰り返しながら試験を行いました。その試験結果が良いものであり、その後実際に製品に当社MDFが使われることになりました。 私の仕事は裏方ですので、直接お客様とやりとりしたわけではないですが、自分の行っていた試験が売り上げに繋がったのだと実感したとき、充実感を感じました。
これからやってみたい仕事や目指す姿
新しいことに積極的に挑戦する人間でありたいと思っています。近年は世界的に環境保全への関心が高まっていて、これに伴って木質素材の利用可能性への注目度は特に高まっています。入社当初からMDFの可能性に対する期待は変わっていません。前例のないことに挑戦することは大変なことですが、今後も試行錯誤を繰り返して、これまでになかったMDFの用途を開発することで、MDFに新しい付加価値を与えられるようになりたいですね。
一日のスケジュール
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8:30
出社
更衣室で作業服に着替え職場に向います。仕事の大部分が検査や製造設備での検証です。
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8:45
倉庫会社や物流部へ、商品発送の手配
既に製品化されている案件の品質向上を目的にした改良提案の企画。品質だけでなく、製造、コストの視点からも製品改良に関する計画立案を進めます。
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9:30
試作品の制作
MDFの試作品をつくります。基本的には自前の器具や工具を使用した手づくりです。
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11:00
試作品の制作
企画案件の試作品をつくります。基本的には自前の器具や工具を使用した手づくりです。
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13:00
データ収集
社外の倉庫へ行き、入荷した輸入MDFの試験用サンプル抜き取り試作品の検証試験を実施し、各種データを収集。通常の住宅内で発生しうる現象を想定し実験を進めます。
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16:00
クレーム案件の検証
出荷した商品の帳簿への記録、営業への在庫状況連絡