自然災害からあなたを守る

揺れによる建物の倒壊

強い揺れによって、耐震性の低い建物は倒壊する危険があります。震災時の直接死亡要因は建物倒壊によるものが最も多いと言われていますので注意が必要です。また、倒壊しなかったとしても壁にひび割れや亀裂が入ると、そこから雨水などが入り建物の劣化や腐食の原因となり得ます。

火災の発生

日本では木造建築が多く、地震の際に家庭内で火元を消すことができなかったり、電気の漏電やガス管の破損などにより、火災の被害が起きやすくなります。

【耐震】家の揺れを抑え、衝撃を減らす

耐震性能を高めることで、揺れの振動や衝撃を吸収し建物の倒壊を防ぐことができます。エネルギーを受け止め、分散させることができる耐力壁を建物の各面にバランスよく配置することで、地震災害に強い家をつくることができます。

【耐火】燃え拡がらないための工夫

予め、自宅用の消火器や火災警報器を設置したり、地震の揺れを感知するブレーカーなどを設置することで、早い段階での消火活動や漏電による火災を防ぐことができます。それでも火災が起こってしまった場合、耐火性の高い素材や構造であれば、火熱を遮る時間が長くなり、火災被害を抑えやすくすることができます。

大きな地震の度に多数の家屋倒壊や損傷の報道を目にします。木造住宅建築の計画において、より一層安全な家づくりは、誰もが目指すところです。木造住宅を地震などの自然災害から守る上で重要なのは耐震性であり、力を発揮するのが耐力面材です。
住宅が地震の際、どのように揺れ、どのように壊れ、さらには倒壊するのかがわかれば、新築の場合は設計変更、既存の場合は耐震改修によって、安全な建物とすることができます。

wallstatとは木造住宅の解析モデルを作成し振動台実験と同じく地震動を与え、倒壊過程から完全倒壊までを数値分析し、パソコン上で再現できる「耐震性能の見える化」を実現した耐震性能シミュレーションソフトです。
構造用ハイベストウッドは、耐震性能シミュレーションソフトwallstatでモデル化することができるパラメータ等の数値がある製品として評価認定を取得しております。

耐震等級3の木造2階建住宅で2回目でも倒壊なし

2007年3月の能登半島地震、穴水地区、震度6強の揺れを耐震等級3の木造2階建て太陽光パネルを取り付けている住宅のシミュレーション。
さらに2024年1月の能登半島地震、穴水地域、震度7の揺れを2回目のシミュレーションでも倒壊しませんでした。

壁倍率4.0倍の木造3階建住宅で倒壊なし

木造住宅3階建て狭小地住宅で太陽光パネルを取り付けた「MDF構造用ハイベストウッド」の住宅で壁倍率4.0倍にしてシミュレーションし、倒壊しませんでした。